揺れが収まったらすること! 行動できますか?

前回はどこで地震が起きたらどう対応するべきかの内容のブログでした。

今回は地震の揺れが収まったあと、どのような行動をとったらいいのかを調べてみました。

ただ避難するだけではなく、身の安全の確保や情報収集、判断などが要求されます。

また、地震が起こったときの行動でもいくつか触れていますが、そのまま避難すれば二次災害になることもあります。揺れが収まったあとの行動をしっかりと把握して避難することをお勧めします。

まずは何よりも身の安全を確保することが大切です。

慌てて行動すると転倒した家具類や飛び散ったガラスの破片などで怪我をする恐れがあります。

靴やスリッパなど何かしらを履いて逃げるように準備しましょう。

また、出口が封鎖される危険性もあるため、小さな揺れのときや揺れが収まったら窓や戸を開けてすぐに出口を確保します。

地震など災害が起こったときはデマなどが飛び交う可能性があります。そのため噂などを鵜呑みにせず、まずはテレビやラジオ、行政機関の情報に注意し正しい情報の把握に努めてください。

行政機関からの避難指示、勧告が出たらそれに従います。もし出ていなくても身に危険が迫っていると判断すれば、躊躇わず避難しましょう。その際に電話などを使うと回線がパンクし、緊急連絡などもできなくなってしまいます。

そのため地震直後の電話や携帯電話の使用は控えるようにしましょう。

実際に避難をする際、そのまま出て行く前に、いくつかのことに注意して避難しないと二次災害を引き起こす可能性もあります。

家を出るときと避難方法についてみていきましょう。

・家を出るとき

家を出るときには周囲の確認も重要です。ガラスや看板が落ちてくる可能性もあるため注意を払いましょう。

また、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉めることも大切です。

電気は復旧した際、家電から火を噴く可能性があります。ガスも火事の原因となることがあるためどちらも逃げる前に必ず確認したいポイントです。

・避難方法

避難方法をするときは原則として徒歩での避難を行ってください。車の場合、渋滞などを起こす原因となり消防車や救急車の妨げとなります。

また、歩くとなると歩きやすい服装や背負える範囲の荷物にして活動しやすい状態にすることも大切です。

避難場所は基本的に最寄の小・中学校、公民館などが指定されています。そこを目指して慌てずに移動しましょう。

また、危険性がある場合は広域避難場所に避難する必要もあるためそのような場所もチェックしておくようにしてください。

・帰宅の判断

遠距離を無理に帰宅しようとすると、二次災害を引き起こす可能性もあります。

通行できる道路の制限や、駅などに人が押し寄せてパニックが発生しているかもしれません。

家族の安否も気になるとは思いますが、このような状況に陥った場合は無理に帰宅しようと判断せず、状況に応じて地域の救援活動に参加することも考慮し、最寄の避難所に避難する様にしましょう。

また、家族との連絡は電話は避けてNTTの災害伝言ダイヤル171などを利用するようにしてください。

・帰宅方法

徒歩で帰宅する場合は普段から帰宅ルートを確認するようにしましょう。

災害時に通行止めになる混乱が発生しそうなルートはできるだけ避けてルートを確認するようにしてください。

ただし夜の移動は足元が見難く危険が高まります。遠距離の人は特に時間帯も考えて行動することも大切です。

災害時には情報提供を行う帰宅困難者支援施設として学校や公共施設、コンビニ、ガソリンスタンドなどが指定されています。ルート上にあるこれらの施設もあわせて確認しておくと良いでしょう。

・火災に遭遇したとき

火災に遭遇したときのためにも避難ルートを日ごろから確認しておく必要があります。火災報知設備の警報を聞いたら現状把握と速やかな行動を心がけましょう。

もし煙が部屋や廊下に充満した際は口と鼻をタオルやハンカチで覆い、姿勢を低くして煙を吸わないように注意しながら避難することが大切です。

・救出・救護活動

災害が大きくなると負傷者の数が増えます。また、道路が塞がれ通行困難になり消防車や救急車の到着、救出活動が間に合わない場合もあります。そのため軽い怪我などの処置はお互いに協力して行う必要があります。

また、建物の倒壊や落下物の下敷きになっている人がいる場合、意識の有無の確認を行い励ますことが大切です。

個人での救出活動はかえって危険を伴い二次被害にあう恐れもあるため、行うのであればできるだけ複数で協力して行うようにしましょう。

まとめ

大切なことは避難方法や場所、経路だけではありません。地震が起こった瞬間にすぐに行動に移すための知識、避難時に行わなければいけないことの把握などそれぞれの備えがとても大切です。

避難グッズや備蓄品を家に置いておいてあるので安心ではありません。まずは自分の身を守り、周りの人を助けてから家族との再会のための行動をとりましょう。 把握できていなかった、知らなかったという人も含め、もう1度緊急時の対応をしっかりと確認し、備えておくことをおすすめします。